地域によって多少時期のずれはありますが、11月中旬~下旬頃に健康診断があります。
地元自治体の教育委員会から、日時と場所の連絡がはがきで来ます。
健康診断の内容は、身長、体重などの測定、視力、聴力の検査、それに虫歯、病気の有無などです。
検査場所は、入学予定の小学校というケースが多いので、小学校への第1歩として、親子で楽しんできましょう。
また、健康診断と同時に、適性検査が行われる場合もあります。これは、就学がスムーズにいくようにするため、また、特別の保護や指導を要するかを確認するためのものです。検査の内容としては、自分の名前を言えるか、人の話が聞けるか、人と話ができるかといったようなごく簡単なことです。
それと、入学後の指導に役立てるため、家庭環境調査書が渡されることがありますので、正確に記載して指定された日に必ず提出しましょう。
保護者あてに、地元自治体の教育委員会から、4月には○○小学校へ入学してくださいという知らせ(就学通知書)が届きます。
入学する小学校は、住居基本台帳登録に記載されている住所によって決められます。ですから、住民登録の場所以外に住んでいる方には、就学通知書が届かないので注意が必要です。
2月に入ると、入学を間近にひかえ、就学児童の保護者会が開かれます。この保護者会では、入学準備の詳しい説明や学校の教育方針などの話があります。
また、学校によっては、「一日入学」を行うことがあります。入学する小学校の雰囲気を知る貴重な機会ですので、ぜひ出席しましょう。
尚、これらの手続きは、各自治体によって取組みの違いがあることがありますので、詳細は、市区町村等の教育委員会にお問い合わせください。
小学校に入学すると、まずは、ひらがなやカタカナの読み書きから始まりますが、最初から自信を失わないように、前もってひらがな46文字と濁音・半濁音程度は読めるようにしておいたほうが楽しく授業も受けられると思います。
意外にできていないお子さんが多いのではないでしょうか。
小学校で先生に名前を呼ばれたり、何かを聞かれた時などに何も言わずにだまっていたり、「ウン」と言う返事では感心できません。
お母さんや、お父さんが手本となって、「ハイ」という返事をするように習慣づけましょう。
食事は、テレビを見ながらではなく、「おいしいね」「今日幼稚園楽しかった?」と会話をはずませながら、食事に集中するようにしましょう。
学校生活に合わせて、起床・就寝ができるように、早寝早起きの習慣をつけましょう。
一人で洋服を着たり脱いだりできるように、また、きちんと後片付けができるようにしましょう。
小学校には、洋式・和式のトイレがある所もあります。どちらでも使えるように慣れさせておきましょう。
これらのことは、幼稚園児でも年長さんになれば十分できることだと思います。
幼稚園の時は先生がお手伝いしてくれていることも、小学校では自分でやらなければいいけない、自分で判断しなければいけないということをお子さんに理解させながら、少しずつ実践していきましょう。
入学時に必要な学用品は、リストアップして早めに買い揃えておきましょう。
学用品は、入学の第一歩ですから、買う時はお子さんと一緒に選ぶのが楽しいのではないでしょうか。
学用品を一緒に揃え始める頃には、実感がわいてきて、子どもは半分うれしく、半分不安な気持ちが出てくると思います。
不安を解消するには、家族みんなで励ましてあげることで、「1年生になる」という自覚がうまれてくるのではないでしょうか。
学校までの道を実際に歩いてみて、安全でわかりやすい道順を確かめ、親子で通学する練習をしましょう。
その時に、朝何時に家を出るか確認するために、学校までの所要時間を計りましょう。ただ、大人といっしょに歩くのと、子供だけで歩くのでは所要時間に違いがあるので注意しましょう。
交通安全については、「車に気をつけて!」だけではなく、交差点の渡り方などの注意点は実際に通学路に出て教えましょう。
学校によっては、同地域でのグループ登校をするところがありますので、入学前の保護者会などで確認しましょう。
小学校の入学準備というと、勉強机やランドセルに目が行きがちですが、幼稚園や保育園で経験したり、学んだりしたことの復習や、基本的な生活習慣を整えることが大切だと保育ingは考えています。
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